日本には「整体院、整骨院、接骨院、カイロプラクティス、鍼灸院」など数多くの治療院があります
その中でも知名度のある治療は、高い技術を持っていたり、地域の活性化や業績の活性化に寄与している治療院も存在しています
地域に密着していて、なくてはならない存在の鍼灸院の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか
そして、かかりつけ鍼灸院として知名度を上げためにはどうしていったらよいかを考えてみましょう
もくじ
１．お客様目線でいる
２．サービスの本質を知る
３．心が通い合う場をつくる
４．まとめ
１．お客様目線でいる
・問診に手を抜かない
かかりつけ鍼灸院になるにはお客様からの絶対の信頼が必要です
そのためには高い技術はもちろんのこと、もし自分がお客様の立場だったらどう思うかという相手の目線に立って考えられる視点が大切なのです
提供する（施術）側の立場でものごとを見るのではなく、お客様の立場で考えられているかが重要です
すると、今まで気づいていなかったことが目につくこともあるかもしれません
問診で約８割の病気がわかると言われています
不調の原因を探るべく、お客様から生活習慣や食生活など体の不調にまつわることを聞き出していきます
聞き役にまわってお客様の声を細かく拾っていくことで、問題点が見つかることもあるのです
誠実で思いやりのある対応がお客様の心にひびきます
お客様一人一人と十分にコミュニケーションを取り、お客様の思いをくみ取ってきましょう
お客様がよくなることがすべてです。必ず良くなって帰ってもらうという信念のものとで鍼灸院としての在り方を模索してきましょう
２．サービスの本質を知る
・お客様がどうなりたいかを考える
エアコンが欲しいのではなく、快適な空間で暮らしたい
石鹸が欲しいのではなく、手を洗って清潔になりたい
人は商品そのものが欲しいのではなく、自分の暮らしをよりよくさせるためにその商品を求めます
鍼灸院も同じです！
身体の不調を感じたから、身体を良くするために来院するのです
お客様の思いはひとつ「身体を楽にするため」
≪お客様が求める理想の施術≫
身体へのアプローチが１０％
技術でのアプローチ１０％
心へのアプローチが８０％
豊富な知識と優れた技術はもちろん、お客様の思いをくみ取り、心の不安をほぐしてあげることが一番大切なことです
身体に不調があるときは、心が弱くなります
施術をして身体が良くなれば、心も軽くなり気持ちよく感じます
お客様に「ありがとう あなたのおかげで気持ちがよくなりました」と感謝されたらどんなに嬉しいことでしょう
お客様が施術を通じて感動してくれたときの感謝の言葉は、大きな喜びになるでしょう
・一人一人に合った施術をする
かかりつけ鍼灸院とは、地域の方々が病気になったときや健康に不安を感じたときに、すぐに相談しようと思ってくれる身近な存在のこと
豊富な知識から的確なアドバイスや治療をして、あっというまに痛みが改善されれば、「また来院しよう」と思ってもらえるでしょう
そのような頼りになる鍼灸院が身近にあれば心強いです
一人一人にあった施術をしていくことで、「この施術者になら何でも話せて相談しやすい」と思ってもらうことも頼りにしてもらえるポイントです
地域にお住いの子供からお年寄りまで幅広い年齢層の方の健康と快適な生活に貢献しようとする姿勢も大切です
例えば、高齢者のお客様の場合であれば、鍼灸院だけでなく、医療や介護、自治体などの関係機関の利用があります
それらの関係機関が連携していくことで、一人のお客様を地域の様々な関係機関から見守っていくことができます
地域に根差した活動を行っていくことで、地域全体の連携や活性化にもつながっていきます
≪丁寧なカウンセリング≫
・お客様の要望を聞きだす
・身体の状態を把握する
・今日の施術の内容を伝える
・施術後の状態（予定）を伝える
いつ来院しても的確な診断を受けられる鍼灸院で、性格や身体の特性も理解してもらえる場所であればいつでも通いたいと思うものです
お客様の要望や身体の状態をしっかりと見極めたうえで、見通しをもち不安感を持たずに施術ができるように、施術の内容を伝えてあげることです
そうすることで、安心して施術を受けることができます。安心感は施術後の状態にも影響を受けます。身体がこわばることなく、リラックスして施術を受けられれば、期待以上の効果が得られるでしょう
また、腰が痛くて直してほしいと来院した場合には、カウンセリングをしていく中で、別の場所が原因である場合もあります
例えば、普段から姿勢が悪いことで、筋肉のコリが影響して腰の痛みを誘発しているという場合
丁寧なカウンセリングをしていくことで、一人一人にほどこす施術が変わってきます
それによりお客様一人一人の痛みが良くなり満足してもらえれば、結果として鍼灸院としても知名度が上がっていくのは時間の問題です
地域に根差した鍼灸院であれば、連携している地域の関係機関や近隣の住民の方々と関わる機会も多いので、地域に住んでいる人たちの健康を通じて、なくてはならない場所になるでしょう
４．まとめ
・信頼される
・選ばれやすい
自分の鍼灸院を経営している経営者であれば、知名度を上げたいと思うのは自然なことです
存在を知っている鍼灸院であれば、困った時に「行ってみようかな」と思ってくれます
もし全く知らない治療院があったとしても、別に行きつけの治療院があれば、わざわざ散らない方に入る人はいませんよね
知名度のある鍼灸院であれば、何か不調があったときに「行ってみよう」と選ばれる可能性が高まります
知らない場所には、信頼がないので“選ばない”
知っている場所には、信頼があるので“選ぶ”
知名度を上げるためには、一人一人のお客様を大事にして、一人一人のお客様と信頼関係を築いていくことです
その信頼が増えていくことで、多くのお客様から支持されるようになっていきます
地域の「かかりつけ鍼灸院」として地域に住んでいる方の健康を考えて、地域に寄り添っていく姿勢がより地域の人の共感を得られるでしょ
多くのお客様の信頼を寄せてもらう鍼灸院として、地域に根ざし貢献していってください
最新記事 by 久保 大輔 (全て見る)
- 鍼灸院チラシで効果に差が出る３つの事前準備 - 2020年10月3日
- 集客できる鍼灸院チラシで使うべき写真とは - 2020年9月11日
- 信頼度を上げる鍼灸院のカウンセリングの流れ （保存版） - 2020年9月4日
