パソコンやスマホを持つのが当たり前の時代となり、今や小学生はテレビよりもスマホの動画に夢中になり、スマホゲーム依存症になる人も増えているという現代。
ついつい目を酷使しがちではないですか?
気が付いたら目の下にクマが出来て、周りから「今日疲れてる?」とか「何か少し老けた?」なんて言われたくないですよね?
ただ、単純に寝不足や疲れだけが原因という訳でもないのです。
西洋医学的なクマの種類と原因
ではまず西洋医学的な観点からクマの種類と原因を見ていきましょう。
クマは大きく3つに分けることができます。
①茶クマ…茶色くくすんで見えるクマ。メラニンによる色素沈着などが主な原因
②青クマ…血管が透けて青黒く見えるクマ。血行不良などが主な原因
③黒クマ…皮膚のたるみ、くぼみなどが主な原因
次にクマの見分け方を解説します。
①茶クマは何をしても変わりません
②青クマは目尻を横に引っ張ると薄くなります
③黒クマは上を向くと薄くなります
それぞれの原因をより詳しく、対策も見ていきましょう。
①茶クマ
茶クマの原因は皮膚への刺激による色素沈着です。
紫外線から受けたダメージに加え、普段から激しく目を擦り過ぎることで色素沈着を起こしやすくなります。
花粉症やアレルギー、乾燥による痒みや、メイク落としの際に目を擦っていないか注意が必要です。
対策として
まずは保湿が重要になります。
色素沈着を起こしてしまった皮膚を新しい皮膚に生まれ変わらせる為に、ターンオーバーを促進する必要があります。
乾燥することが肌をくすませてしまうので、しっかりと保湿してターンオーバーを促進しましょう!
また、紫外線や物理的な刺激も大敵ですので、日焼け止めを塗って紫外線対策をして、洗顔は刺激の少ない泡タイプを使用することをお勧めします。
②青クマ
青クマの原因は血行不良ですので、冬になると青クマが出来やすくなります。
目の下の皮膚は非常に薄いので、血液が滞ると毛細血管が透けて青っぽく見えるので青クマと呼ばれています。
冷え性や睡眠不足、疲労やストレス、目の疲れ等も青クマを作る原因となります。
対策として
兎にも角にも温める事が重要です!温かい蒸しタオルで目を温めたり、半身浴でゆっくり体を温めましょう。
疲労やストレスも血流を滞らせるので、同じ姿勢で長時間パソコン作業をする人は適度に休憩を挟み、目元のマッサージや首肩を回す運動をして、体から顔への血流を促しましょう。
後は、食事で鉄分の豊富な小松菜、ほうれん草、ひじき、あさり等を積極的に摂ることも良いでしょう。
③黒クマ
黒クマは、他の2つとは違い皮膚の色自体が変わっている訳ではなく、加齢により張りが無くなった皮膚がたるんできて、その下に影を作るのが原因です。
また、眼窩脂肪という目の内側にある脂肪を支える眼輪筋という筋肉が加齢によりゆるみ、眼窩脂肪が突出する(いわゆる涙袋になる)ことによりたるみが出来て、影を作ることもあります。
若い女性がプチ整形で涙袋をわざわざ作ることがありますが、年を取った後のことを考えると怖いですね。。。
対策として
黒クマは筋トレで解決できるので、シワについて書いたブログでも紹介した眼輪筋のエクササイズが有効です。
東洋医学的なクマの種類と原因
今度は東洋医学的な観点からクマの種類と原因を見ていきましょう。
❶脾虚タイプ
「目の下の色は変わらないが腫れぼったいクマ」
東洋医学的な「脾」とは、昇清を主り、飲食物から作った人体に必要なものを肺や頭部に持ち上げる作用があります。
なので、脾の機能が低下すると、必要な栄養が顔に行き届かなくなり、肌の張りも無くなりたるみに繋がります。
❷肝虚タイプ
「腫れぼったくはないが色が青黒い」
東洋医学的な「肝」とは、西洋医学と同様に血液を貯え、体内の血液量を調節する働きを持っています。
肝の機能が低下すると血の流れが滞り、瘀血という血行不良の状態になります。
❸腎虚タイプ
「腫れぼったくて、色が黒っぽい」
東洋医学的な「腎」とは、生殖器系、ホルモン系、中枢神経系、造血系などの機能を含んだ生命エネルギーの貯蔵庫と考えられています。
なので腎の機能が低下すると一気に老け込みます。
●まとめ
これら全てに対処できるのが鍼灸になります。
当院の美容鍼はお顔だけの鍼とは違い、東洋医学的な考えのもと「顔は体を映す鏡」ととらえ、全身治療を行いながらお顔の悩みを改善していくことができるのです。
あなたも鍼灸で、美と健康の両方を手に入れて下さい!
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