どうして集中して受けることが若返りの近道?来院頻度に隠された効果の秘密
こんにちは。美容鍼灸師の柴田です。
前回に引き続き、美容鍼灸を受けるサイクルや効率的な続け方についてお伝えします。
まず大事なことは、細胞や組織の活性化により自己増殖のサイクルが構成されることを念頭において、お悩みの内容と年齢や生活環境などを考慮することです。
シンプルに言うと、
美容鍼灸を受けられるのはどのくらいの年齢の方なのだろう?
お悩みは、お顔のたるみなのか、お肌のことなのか?
たるみであれば、ほうれい線、目の周り、フェイスラインなどどこだろう?
お仕事で忙しいのか、それとも子育て、介護で忙しいのか?…
いくらベストの来院頻度だとしても、お客さまひとり一人に沿った提案が必要だと言うことです。
たとえば、40代以降の方で「フェイスラインが気になる」というお悩みの場合。
まず筋肉が硬くなっている場合と推定出来ます。
筋肉が硬いということは肩こりと同じように皮膚の奥で血流が悪く、動きも鈍い状態です。
この場合は、特に筋肉へのアプローチが必要です。
そしてこの直接筋肉にアプローチできるというのが、美容鍼の大きな特徴です!
表情筋に鍼施術をすることで硬くなった筋肉をやわらげ、と同時に真皮層にも働きかけます。
フェイスラインが気になる方は、同時にお肌のくすみ、ハリがないなどもお悩みの場合が多いです。
お肌の表皮部分のターンオーバーは通常約28日と言われて、古くなった細胞が表面まで出てきて洗い流される周期です。
まずはこの周期を覚えておきましょう!
表皮層の下にある真皮層は、潤いやハリの元となるコラーゲンやエラスチンを生成する場所ですから、筋肉と真皮層の細胞に同時に働きかけることで両方のお悩みに対応していきます。
そこで、細胞の活性化を促すためには、お肌のターンオーバーと付き合いながら施術を受けることがポイントとなります。
次に、施術を仮に1週間に1回のペースで美容鍼灸を受けられた場合、5回目でだいたい28日周期を超えるタイミングです。
個人差はもちろんありますが、5~8回目くらいから初回のステキでいい感じ!と思った状態が維持されてきたと感じはじめます。
また、ハリ感や触れた感じの感覚に変化を感じていただける時期でもあります。
ですから、通常は集中で10回をワンクールと考えていただいています。
ただし、10代、20代の方などの場合は、お悩みの内容にもよりますが、集中する回数を5回程度、その後1ヶ月に1回で継続される事をおススメする場合もあります。
それから、お肌のくすみや顔色の悪さなどは、おカラダの調子とも関係があります。
胃腸が弱い方は栄養が隅々まで行き届かずに、冷えたり顔色が悪かったり、便秘をするとお肌も荒れてしまったり。
その為には身体への鍼灸施術で、全身を整える(元々ご自身がもっている元気な状態にする)ことが大切です。
食事や睡眠、飲酒、喫煙など、お肌やおカラダへのリスクは少しずつでも避けていただきたいものです。
肩こりや首こりなどのお顔に影響する筋肉の張りの改善や、胃腸を整えて食事を規則正しくとる、自律神経を整えて睡眠の質を良くするなど、おカラダの不調を整える鍼灸施術の効果も期待できます。
また身体にもお顔にも負担の少ない施術をすることが大切です。
鍼によるマイクロトラウマの刺激を利用して細胞の自己増殖を促しますが、負担も少なからずあります。
ですから逆に毎日施術することもおススメしませんし、たくさんの本数で鍼をすることもおススメしていません。
私たちが主軸としている上田式美容鍼灸®は、なるべく少ない鍼本数で効率よく、全身を整え、お顔やお肌のトラブルに対応できることが特徴です。
美容鍼灸は、日常を笑顔で快活に過ごすためのエイジングケアのひとつでもあります。
施術を受けたその日が一番若いわけですから、お悩みを意識したら早めにはじめることと継続することで、効果的に良い状態を維持していけます。
集中して施術を受けられたあとは、1ヶ月に1~2回のタイミングで、美容院に行くような感覚で受けられると良いと思います。
ただお顔に鍼をする美容鍼灸は、ここまで掘り下げて施術はしません。
是非、お顔だけでなくこうした身体への施術も含んだ世界基準の美容鍼灸をおススメしたいと思います。
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