なんで集中して受けることが若返りの近道?美容鍼未経験のお客さま誰もが知りたい来院頻度について。
こんにちは。美容鍼灸師の柴田です。
お試し体験などですぐに美容鍼灸の効果を実感されたお客様が『これはステキ!』と感激して下さる。
『やったー!』という感じでこちらもとても嬉しいうれしいのですが、正直なところ1回の施術での効果は維持力があまりありません。
プロの美容鍼灸師としてはっきり申しますと、実は効果は2~3日で戻ってしまうことが多いです。
『良かったから毎日施術すれば早く改善するのかしら?』
『どのくらいのペースが良いのかしら?』
と疑問に感じるお客様が多いので、お肌のサイクルや鍼刺激による改善の機序からレクチャーさせて頂きます。
美容鍼や美顔鍼はお肌に鍼施術をすることで、小さいキズ(マイクロトラウマ)をつくります。
そのキズを治そうとする免疫機能のひとつマクロファージの働きにより線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンといったお肌にハリをあたえる細胞が自らのチカラで増殖していきます。
そして、増加したコラーゲンに支えられて発達した毛細血管が栄養や酸素を含んだ新鮮な血液を線維芽細胞に供給。
さらにコラーゲンの産出を促してくれます。
このような一連の自己増殖のサイクルが構成されて、血液循環を促進し肌の代謝が上がるため、肌内部から肌質が改善されるというものが美容鍼なんです。
コラーゲンやエラスチンが増えたことで皮膚のハリと弾力性が高まり、加齢によってできたシワやたるみといった症状に生理的反応を利用し、自分の体内でコラーゲンの増殖を促すので肌の若返り効果が期待できるわけです。
この機序で重要なのは、自らのチカラで増殖する、自己増殖のサイクルが構成される、というところ。
自らのチカラが弱まっている方の場合は、そのサイクルも遅くなり、刺激への反応にも時間がかかります。
ですから、顔だけの問題ではないと考えられるわけです。
体全体を整えて、自己増殖のチカラをつけることが美容鍼灸には必要なことです(ココが他の美容鍼と違い私たちハリウッドスタイルが重要視している点です)
このサイクルの構成を整えるためには、年齢や環境にもよりますが、5回から10回の集中した施術が必要だと考えます。
たとえば、筋トレを1回頑張っても、いきなり筋肉がつかないのと同じです。
美容鍼灸で若返りを真剣に考えている方は、まずはじめは集中して下さる方がほとんどです!
では、集中って毎日が良いのでしょうか?
そうではありません。さきほどご説明しましたように、自己増殖のチカラをつけるにはそのサイクルがあります。
短すぎても長すぎても効果が減少してしまいます。
表皮の肌サイクルは一般的に28日間と言われていますね。このように人のカラダにはさまざまなサイクルがあります。(個人差もあります)
また生活環境にもよりますが、お顔への施術の場合4日程度は空けて次の施術をしたほうが良いです。
翌日では、まだマイクロトラウマに対する免疫系の修復作業が終わっていないと思われるからです。
ある程度お肌を落ち着かせた状態で、また施術をする。
一定の期間、施術を続けることで、マイクロトラウマへの修復作業がくりかえされ、自己増殖のチカラが発揮されてきます。
私どもでは、普通の生活習慣(たとえばお仕事など)を考慮して、だいたい1週間に1回続けて頂くことをおススメしています。
4日から10日程度の空きでマイクロトラウマをあたえることで、お肌の内側が活性化します。
それから美容鍼灸をしているから他は何もしなくても大丈夫、ではありませんのでご注意ください。
表皮の一番外側である角質層と呼ばれ、ときどき悪者扱いされる場合がありますが、角質、皮脂には外の刺激からお肌を守る働きがあります。
美容鍼灸で内側からハリをもたせ、顔色を良くすることで明るくくすみのないお肌を保ちながらも、外からの刺激はしっかり守ってあげる必要があります。(これが若返りへの一番の早道です!)
表皮を守るという意味では、洗顔のやり方や基礎化粧品なども少し考えてみてはいかがでしょうか。
次回は、美容鍼灸の効果的な続け方やサイクルのポイントについてご説明しますね。
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